唐揚げの移動販売や屋台を始めるにあたり、避けて通れないのが法的な許認可手続きです。食品衛生法の改正以降、移動販売車(キッチンカー)や仮設店舗に対する衛生管理基準は全国的に厳格化されています。
移動販売車で唐揚げを調理・販売する場合、出店する自治体を管轄する保健所で「飲食店営業(自動車)」の許可を取得しなければなりません。車載設備として、調理工程に応じた給排水タンク容量(80リットル〜200リットル以上)、非接触型の手洗い設備、温度計付き冷蔵設備、フライヤーの換気・耐熱構造などが厳しく審査されます。
また、独立開業の手段として検討されるのが「フランチャイズ(FC)」への加盟です。
FC加盟の大きな利点は、完成された秘伝タレや独自配合粉の安定供給を受けられる点、そして集客力のあるブランド看板や大型イベントへの優先出店枠を活用できる点にあります。一方で、毎月数万円〜売上の数%に及ぶロイヤリティや、指定食材の仕入れ価格が割高に設定されているケースも散見されます。
「仕込みや商品開発の手間を買い、最短で軌道に乗せたい未経験者」にはFC加盟が有効な選択肢となりますが、「自由な価格設定や独自ソースで利益率を最大化したい経験者」は完全独立での車両製作・レシピ開発を選ぶ傾向が強まっています。