ビタミンサプリはいつ飲む?食後と寝る前で劇的に変わる吸収率の真実

ビタミンサプリはいつ飲む?食後と寝る前で劇的に変わる吸収率の真実

ビタミンサプリはいつ飲む?食後と寝る前で劇的に変わる吸収率の真実の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

数多くの成分が1粒に凝縮されたマルチビタミンは、「食前か食後か」と問われれば「迷わず食後30分以内」が絶対的なセオリーです。

空腹時にマルチビタミンを流し込むと、特有の胸焼けや吐き気、胃もたれを経験する人が少なくありません。この現象が起きる最大の理由は、精製・濃縮された高濃度のビタミンや微量ミネラル(鉄や亜鉛など)が、保護バリアの薄い胃壁粘膜に直接触弊するためです。胃酸が十分に分泌されていない空腹状態では錠剤の崩壊と希釈が遅れ、高濃度の成分が局所にとどまって胃粘膜を刺激します。

さらに、マルチビタミンに含まれる脂溶性成分の吸収を成立させるためにも、胃の中に脂質が存在していなければなりません。朝食をコーヒーとトースト1枚だけで済ませるような低脂質の食事では、脂溶性ビタミンの十分な吸収は見込めません。卵料理や乳製品、オリーブオイルを使った料理など、適度な良質脂質が含まれる食事の直後に流し込むことが、毎日飲む効果を最大限に享受するための条件です。

また、マルチビタミンを毎日継続する際には「過剰症」への目配りも欠かせません。水溶性ビタミンは過剰分が排出されるものの、ビタミンA(レチノール)などの脂溶性成分は肝臓や脂肪組織に蓄積されます。通常の食事に加え、複数の健康食品を併用していると知らぬ間に上限量(UL)を超過するリスクがあるため、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」に照らし合わせ、ラベルの含有率を厳格に照合する姿勢が求められます。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。