花沢類を象徴するフレーズとして、ものまねなどを通じ広く浸透した「まーきの」という呼びかけ。しかし、原作漫画にそのような特徴的なアクセントの指示があったわけではありません。この語尾をふわりと抜く独特のトーンは、小栗旬が過酷な現場で試行錯誤した末に生み出した表現でした。
世間離れした財閥の御曹司であり、感情を表に出さず、常にどこか周囲から浮遊しているような花沢類の内面。小栗は「声を張らず、息を吐くように言葉をこぼす」アプローチを徹底しました。牧野つくしを呼ぶ際にも、過度に親密さを出さず、かといって冷徹でもない絶妙な距離感を保つため、無気力に見えながら温かみを帯びたあの抑揚が生み出されたのです。
ファンの胸を締め付けた花沢類の名言まとめ
牧野つくしを演じる井上真央との共演シーンでは、道明寺司(松本潤)の直情的なアプローチとは対照的な、繊細なセリフの数々が視聴者の共感を呼びました。
- 「おれ、牧野のこと好きかも」:自らの感情の揺らぎを淡々と自覚する、類ならではの静かな告白。
- 「非常階段って、いいよね。ここだけ風が通るから」:居場所のないつくしにとって、花沢類が絶対的なシェルターとなった象徴的な一言。
- 「どうして俺じゃダメなんだろうね」:道明寺へ惹かれていく牧野を見つめながら零した、切なさが凝縮された名場面。
- 「逃げるなよ、つくし」:普段のマイペースさをかなぐり捨て、つくしの背中を押した緊迫の瞬間。