多くのユーザーが直面する最大の壁が「複数投稿の一括復元ができない」という制限だ。非表示にする際は一括操作が可能な場面もあるが、アーカイブからグリッドへ戻す作業は、現在も1投稿ずつ手動で行う必要がある。この仕様に対して不満の声が上がることも多いが、そこには強固なシステム上の理由が存在する。
Meta Platforms, Inc. が主導するプラットフォーム開発において、大量のデータを一括でデータベースから公開状態へ書き換える処理は、サーバーへ急激な負荷を与える。情報技術 (IT) の観点から見れば、スパムアカウントによる大量投稿の再連動や、アルゴリズムの急激な誤作動を防止するためのセーフティガードとして機能しているのだ。
Instagramの最高責任者であるアダム・モッセーリ (Adam Mosseri) 氏も、過去のインタビューや発信の中でユーザー体験の整合性とシステムの健全性について度々言及している。最高経営責任者であるマーク・ザッカーバーグ (Mark Zuckerberg) 氏が推進するプラットフォーム全体の最適化戦略においても、自動化ツールによる意図しない大量復元リスクを排除することが最優先課題とされているのだ。したがって現時点では、焦らず1つずつ丁寧に戻していくのが唯一かつ最も確実な道となる。