この楽曲の真価を語る上で欠かせないのが、実話をベースにした映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』との出会いだ。主演の佐藤健が演じる主人公の、何年もの歳月をかけて病と闘うパートナーを支え続けた献身的な姿。清水依与吏はその圧倒的な愛の軌跡をモチーフにペンを取った。
映画主題歌としてのオファーを受けた際、清水は単なる映画の解説者になることを徹底的に避けたという。登場人物たちの苦悩や奇跡を自らの体内に一度取り込み、極限まで言葉を研ぎ澄ませていく。試行錯誤の末に生まれたメロディと歌詞は、作品のエンディングロールで流れた瞬間、スクリーンを超えて観客の胸に深く突き刺さった。試映会で完成版を観た佐藤健も、そのあまりに真摯な音楽の力に深い感銘を受けたという。