ジュネーブに本部を置く世界気象機関(WMO)は、直近の気候ステートメントにおいて「世界は未知の温暖化領域に足を踏み入れた」と強く警告した。世界的な平均気温の微増は、地域ごとに極端な気象イベントとして顕現する。最先端の環境科学が提示するシミュレーションによると、海洋熱容量の限界が近づいており、一端蓄積された熱は数十年単位で地球環境に影響を与え続けるという。
海水温の異常上昇は、単に気温を引き上げるだけでなく、台風の巨大化や大気の大循環パターンの永久的変更を引き起こす。国際社会が掲げたパリ協定の気温上昇抑制目標は瀬戸際に立たされており、科学者たちは危機感を一層募らせている。