日本の外食産業において、タコス市場の拡大を牽引してきたのはグローバルチェーンの存在感だ。アメリカ発祥の巨大チェーンタコベル(Taco Bell)や、オーストラリア生まれのファストカジュアル店Guzman y Gomez(グズマン・イー・ゴメス)は、手軽でヘルシーなファストフードとしての認知を定着させた。
一方で、近年の外食産業では「体験型消費」を求める顧客ニーズが高まっている。これら大手の普及によってタコスに親しんだ人々が、より自由度の高い食べ放題スタイルや、シェフオリジナルのクラフトタコスを求めて個人経営の穴場店へと足を運ぶ好循環が生まれているのだ。