文字の形が整っても、色が効果的に使われていなければ売り場で埋もれてしまう。プロが明かす配色の方程式は、極めてシンプルかつ合理的だ。
基本となる台紙には、遠くからでも一目で認識できる鮮やかな黄色を採用。その上に書く文字のベースは黒一色とし、価格や「最安値」「超特価」といった最も伝えたい強調フレーズにのみ赤色を流し込む。色数は絞れば絞るほど、視線が迷わない強力なメッセージとなる。
仕上げの太線テクニックも見逃せない。黒で書いた文字の周囲を、ホワイト(白の補正ペンやポスカ)でわずかに隙間をあけて縁取る「袋文字」の手法を取り入れる。さらにその外側を極太の黒枠で囲むことで、文字が立体的に浮き上がり、雑多な商品棚の中でも強烈な存在感を放つようになるのだ。初心者でもこの縁取りルールを守るだけで、即座にプロっぽい仕上がりを手に入れることができる。