街中で見かける機会の多い王道の小型犬たちですが、実際に暮らしてみるとネットの簡易情報だけでは見えてこない固有の特性が存在します。
世界最小の犬種であるチワワは、その愛くるしさとは裏腹に勇敢で警戒心が強い一面を持っています。チワワ飼育の注意点として真っ先に挙げられるのが、社会化期の徹底としつけの重要性です。甘やかしすぎると見知らぬ人や物音に対して激しく吠え立てる「要求吠え・警戒吠え」が定着しやすく、骨格が華奢なため高所からの飛び降りによる骨折事故にも細心の配慮を払わなければなりません。
綿あめのような毛並みが魅力のポメラニアン飼いやすさについては、天真爛漫で自己表現が豊かな反面、興奮しやすく甲高い声で吠えやすい傾向がある点を織り込んでおく必要があります。抜け毛の量も小型犬の中ではトップクラスであり、毎日のスリッカーブラシによるコーミングを怠ると、毛玉がフェルト状に固まり皮膚炎を引き起こす原因になります。
胴長短足のユニークなフォルムが愛されるミニチュアダックスフンド詳細を検証すると、元来がアナグマ猟の猟犬であるルーツが色濃く残っていることが分かります。嗅覚を使った遊びを好み非常に賢い反面、獲物を追い詰めるための力強い遠吠えが出やすい気質です。何より、体型ゆえに椎間板ヘルニアの発症率が極めて高く、フローリングへの防滑マット敷設や段差の解消など、徹底した住環境のバリアフリー化が飼育の前提条件となります。