この革新的な薬の誕生背景には、研究資金の壁を乗り越えた人々の熱い支援が存在する。一時期、研究費の不足によって途絶えかけた「猫のAIM創薬プロジェクト」だったが、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」などを通じて全国の猫好きから多額の寄付が殺到。短期間で数億円規模の支援が集まるという、日本の研究開発史上でも稀に見る現象を引き起こした。
この市民からの直接的なバックアップが原動力となり、研究は一気に加速。大学のラボから商業化を見据えた高度な創薬へとステージを引き上げた。この動きは、日本の動物用医薬品産業における新たな資金調達と研究推進のモデルケースとして、獣医学の領域を超えて高く評価されている。