サカナクションと山口一郎を語る上で避けて通れないのが、体調の異変による活動休止とそこからの復活劇です。2026年、極度の倦怠感や不調により医師からうつ病との診断を受け、一定期間の休養を余儀なくされました。ロックバンドのフロントマンがメンタルヘルスの不調を公に公表することは、当時の音楽界において極めて重い決断でした。
NHKの特集番組や各種インタビュー、そして自身の配信でも語られた通り、「ベッドから起き上がることすら困難だった」という過酷な闘病生活を経て、2026年の全国アリーナツアー『turn』にて奇跡的な復帰を果たしました。ステージ上で見せた魂のパフォーマンスと涙は、全国のリスナーに計り知れない勇気を与えました。
現在、インスタライブや投稿で確認できる山口一郎 現在の様子は、病を「完治させるもの」としてではなく「一生付き合っていくパートナー」として捉え、自らのコンディションを冷静にコントロールしながら音楽に向き合う姿です。調子が良い日もあれば、波があって落ち込む日もある——そのありのままのバイオリズムを包み隠さずインスタグラム上でシェアする姿勢は、現代社会でメンタルヘルスに悩む多くの人々に向けた、実践的なエールとなっています。