日本の大学受験界隈で頻繁に交わされる「テンプル大学ジャパンの偏差値はいくつか」という議論は、そもそも制度の根本を見誤っています。TUJは米国ペンシルベニア州の州立大学機構に属する総合大学の公式日本校であり、一発勝負のペーパーテストによる偏差値序列には参加していません。
合否を分ける出願方法と合否基準は、高校3年間の成績を示す高校評定平均値(GPA換算で2.5〜3.0以上推奨)、志望理由書(エッセイ)、推薦状、そして厳格な入学条件としての英語力です。要求される英語基準はTOEFL iBT 79点以上、IELTS 6.0以上、Duolingo English Test 110点以上が目安とされており、これは一般的な日本の高校生にとって決して低いハードルではありません。
英語力が基準に満たない出願者には、学部講義と並行してアカデミック英語を集中強化する「ブリッジプログラム」が用意されています。これをもって一部ネット上で「英語ができなくても入れる、Fランク大学と同じではないか」と揶揄されるケースがありますが、これは明らかな誤解です。入学選考では学業継続能力が厳格に審査され、入学後の講義はすべて英語で進行するため、基礎学力と自己規律を欠いた学生は最初の学期で容赦なくふるい落とされます。