漢方医学の真髄は「証(体質・状態)」の見極めにあります。加味帰脾湯が最大限のパフォーマンスを発揮する対象と、服用に慎重を期すべき対象のクライテリアを明示します。
おすすめできる人の条件
- 体力が中等度以下で、顔色が悪く貧血気味である
- 些細なことが気になり、夜ベッドに入っても考え事が止まらない
- 眠りが浅く、夢を多く見て夜中に何度も目が覚める
- 日中に気力が湧かず、物忘れや集中力低下を感じている
- 不安感とともに、微熱感やのぼせ、イライラを感じることがある
慎重になるべき・おすすめできない人の条件
- がっしりとした体格で体力があり、暑がりで赤ら顔(実熱証)の人
- 今夜すぐに眠れないと困るような、切迫した急性不眠(即効性のある対症療法が必要な状態)
- 過去に漢方薬でむくみや血圧上昇の既往がある人
- 重度の胃弱で、少量の生薬でも吐き気や激しい下痢を起こしやすい人