御酒印帳は、一般社団法人日本の酒蔵ツーリズム推進協議会などが後援・公認する「御酒印帳プロジェクト」によって運営されている公式な地域振興プログラムです。寺社の御朱印集めから着想を得てスタートした本企画は、単なるスタンプラリーにとどまらず、日本各地に点在する酒蔵へ実際に足を運び、蔵人との対話や地域のテロワール(風土)を肌で感じることを主眼に置いています。
公式発表資料および登録データによると、御酒印帳の参加酒蔵一覧に名を連ねる蔵元は、北は北海道から南は沖縄の泡盛蔵まで、全国47都道府県で累計250蔵以上に達しています。伝統的な老舗蔵から新進気鋭のクラフトサケ醸造所まで幅広く網羅されており、2026年最新のラインナップには、国内外の鑑評会で高い評価を得る銘柄や、地域限定でしか流通しない希少な地酒を手掛ける蔵元が多数参画しています。
各酒蔵を訪れると、その蔵を代表する銘柄が刷り込まれた和紙仕立ての特製「御酒印(ごしゅいん)」が授与されます。これを蛇腹折りの専用帳面に貼り付けていくことで、自らの足で巡った酒蔵巡りの軌跡が、世界に一冊だけの「日本酒テイスティング&トラベルログ」として完成していく構造です。