大阪府内のいちご狩りシーンを俯瞰すると、大きく分けて大阪南部(泉州・南河内エリア)と大阪北摂(北大阪エリア)の2大拠点がしのぎを削っています。旅行予約サイトや体験プラットフォームの動向調査によると、年間を通じた来園者の約7割が南部エリアに集中する一方、近年は北摂エリアの洗練されたプライベートファームが急速に支持を伸ばしています。
南部の代表格である岸和田市や和泉市、富田林市周辺は、広大な敷地を活かした大規模観光農園が多く、時間無制限食べ放題やBBQ施設を併設した複合型レジャー農園が強みです。一方の北摂エリアは、新御堂筋や高速道路からのアクセスが良く、清潔感あふれる高設ベンチ栽培や、完全予約制による少人数受け入れで高いリピート率を誇る農園が目立ちます。
また、近年の大きなトレンドとして「電車で行ける都市近郊型」の台頭が挙げられます。最寄り駅から徒歩圏内、あるいは駅前ロータリーから直通路線バスで10分以内の農園が増加しており、マイカーを持たない若年層カップルやインバウンド旅行客の流入が2026年シーズンも加速しています。