口内の謎のコブ「骨隆起」はストレスが原因?食いしばりの真相と最新治療

口内の謎のコブ「骨隆起」はストレスが原因?食いしばりの真相と最新治療

口内の謎のコブ「骨隆起」はストレスが原因?食いしばりの真相と最新治療の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

骨隆起に対するアプローチは、「保存的療法(進行防止)」と「外科的切除(除去手術)」の2段階に大別されます。

痛みや日常生活の支障が少ない段階では、まず歯科医院で専用の「ナイトガード(マウスピース)」を作製する保存療法が第一選択となります。保険適用で作製可能な硬質レジン製などのスプリントを就寝時に装着することで、夜間の強い噛み締め圧を分散させ、歯や歯根膜、顎骨へのダイレクトな負荷を大幅に緩和して骨隆起のさらなる発達を抑制します。

一方、骨隆起が大きすぎて発音障害がある場合や、食事のたびに粘膜を傷つけて難治性口内炎を繰り返す場合、または入れ歯作製の障害となる場合には、歯科口腔外科での骨隆起除去術が適用されます。

除去手術は基本的に局所麻酔下で行われ、所要時間は1箇所あたり20〜30分程度です。歯肉を切開・剥離し、露出した余分な骨隆起を歯科用バーや超音波切削器具(ピエゾサージェリー)で平らに削合・除去した後に縫合します。2026年現在の歯科口腔外科領域では、周囲組織への熱損傷を抑え術後の腫れや痛みを最小限に留める超音波骨切削技術の普及が進んでいます。

気になる費用面ですが、病名が付き咀嚼障害や義歯作製の支障といった医療上の必要性が認められる場合、健康保険が適用されます。自己負担3割の場合、手術費用自体は1箇所あたりおよそ3,000円〜6,000円程度(再診料、投薬料、麻酔料などを合算しても約5,000円〜1万円強)で日帰り手術が可能です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。