かつては「白ハマグリ」という通称で流通し、現在も外見が酷似していることから混同されがちな両者ですが、生物学的にも市場価値の面でも明確な境界線が存在します。消費者庁の指導により現在「白ハマグリ」という名称での販売は禁止されており、正式名称であるホンビノス貝としての認知が定着しました。
ホンビノス貝ハマグリ違い見分け方において、最も分かりやすい識別ポイントは「殻の厚み・表面の手触り」と「色味」です。国産ハマグリ(ヤマトハマグリ)は殻の表面が滑らかでつるりとしており、丸みを帯びた三角形で美しい放射状の斑紋が見られます。一方のホンビノス貝は、殻が非常に分厚く重量感があり、表面全体に爪が引っかかるほど明瞭な横溝(段差)が走っています。色味もハマグリのような赤褐色系ではなく、くすんだ灰色〜黒褐色で、乾燥するとチョークのように白っぽくなるのが際立った特徴です。
現在、市場で高い評価を獲得しているのが千葉県船橋産ホンビノス貝評判です。2000年頃に東京湾で繁殖が確認された当初は「北米からの外来種」として警戒されましたが、豊かな富栄養化水域である三番瀬で育った貝は身入りが極めて良く、濃厚な旨味を持つことから千葉県水産ブランドに認定。地元漁協による資源管理と徹底した浄化体制が確立されたことで、全国の高級料亭やビストロでも指名買いされる一級品へと昇華しました。