ネット上の口コミサイトやゴルフコミュニティに集まる膨大なレビューを定性・定量分析すると、賞賛と警戒のポイントがはっきりと二極化している実態が浮かび上がってきます。
高い評価を集めている要素の筆頭は、「四季を通じて保たれる快適な気候と景観美」です。阿蘇西外輪山の南傾斜という地理的アドバンテージにより、夏季には高原を吹き抜ける心地よい冷風が体感温度を下げ、冬季には南向き斜面が日射を取り込んで南国特有の暖かさをもたらします。大手予約プラットフォームじゃらんゴルフ等のクチコミ欄でも、「真冬の阿蘇は極寒というイメージを覆された」「夏場の避暑ゴルフツアーとしてこれ以上のロケーションはない」といった証言が多数投稿されています。
一方で、手厳しい指摘として散見されるのが「グリーンの難しさとピン位置の厳しさ」です。コンペ開催時や週末にはピンが傾斜の頂点やマウンドのすぐ脇に切られることが珍しくなく、「下りのパットが止まらず3パット、4パットを連発した」「アプローチの技術が試されすぎて同伴者が意気消沈した」というリアルなぼやきも確認できます。このコースを存分に味わうためには、アプローチのバリエーションと「上りのラインを残す」マネジメントへの徹底したこだわりが不可欠です。