なぜ人々は、寒風吹きすさぶ駅前で30分もタクシーを待ち続けてしまうのでしょうか。都市交通論および行動経済学の観点から見ると、ここには強い「サンクコスト効果(埋没費用効果)」と「同調圧力」が働いています。
「すでに15分並んだのだから、今離脱すると並んだ時間が無駄になる」「前にこれだけ人がいるのだから、待っていれば必ずタクシーは来るはずだ」という認知の歪みです。しかし前述の通り、現代のタクシー運行はアプリ優先型へとシフトしており、過去の経験則に基づく「待てば来る」という予測は成り立ちません。乗り場の行列が長くなればなるほど、1人あたりの待ち時間は非線形に増大していきます。
【プロの結論】乗り場を利用すべき人・アプリで呼ぶべき人の判断基準
無駄なコストとストレスを徹底的に排除するために、自身の状況がどちらに当てはまるかを冷徹に判断してください。
▼「公式タクシー乗り場」を利用すべき人
- 迎車料金やアプリ手数料を一切払わず、最安の初乗り運賃で移動したい人
- 終電直後の深夜帯など、配車アプリの空車マッチングが完全にパンクしている状況に直面している人
- 大都市のターミナル駅で、専用レーンに次々と空車が送り込まれる「優良乗り場」の目の前にいる人
▼「配車アプリ呼び出し」に即座に切り替えるべき人
- ビジネスの商談やフライトの時間が迫っており、1分単位でスケジュールを確定させたい人
- 激しい雨や台風など悪天候下で、駅ロータリーの待機車両が明らかに払底している場面
- 大きなスーツケースや複数名の同乗者がおり、ジャパンタクシーや大型ワゴン車種を指定したい人
- 駅から離れた場所におり、最寄りの乗り場まで歩く時間が惜しい人