「地方の公立大学を出て、果たして十分な就職先があるのか」という保護者や受験生の懸念に対し、長野大学は堅実な数値を示しています。大学公式公表資料によると、就職希望者に対する就職決定率は毎年98%〜99%台という高水準を維持しています。
公務員・地元優良企業・金融機関への確固たる進路
特筆すべきは、長野県内就職率の高さと自治体公務員の実績です。上田市役所をはじめ、長野県庁、近隣の東御市、千曲市、佐久市などの市町村職員、公立小中学校の事務職員、長野県警や消防官に毎年複数名の合格者を輩出しています。
民間企業への就職先としては、八十二銀行、長野銀行などの地方銀行や信用金庫、長野県信連といった地域中核金融機関が名を連ねます。さらに、セイコーエプソン、ミネベアミツミ、信濃毎日新聞社、シナノケンシ、ホクトなど信州を代表する有力メーカー・サービス企業への採用実績が豊富です。一方で、東京圏への就職を希望する学生に対しても、新幹線で1時間半強という地の利を活かした就職活動が可能であり、首都圏のITベンダーや福祉関連法人、旅行大手への内定者も一定割合で存在します。
家計を助ける公立大学の学費と独自減免制度
公立大学の最大の強みは学費の安さです。長野大学の入学料は、「上田市民等(上田市内に住民登録がある者)」が28万2,000円、それ以外の「地域外」の者が42万3,000円に設定されています(※年額授業料は一律53万5,800円)。私立大学で文系4年間に支払う学費総額(約400万〜450万円)と比較すると、公立大学の長野大学は約240万〜255万円で済むため、家計への負担は約200万円近く軽減されます。
さらに、国の「高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金+授業料等減免)」の対象校であることに加え、大学独自の授業料減免制度や、学業優秀者を支援する特待生制度も完備されています。経済的理由で進学を諦めかけていた地域家庭にとって、このコストパフォーマンスは極めて強力な選択理由となっています。