ニューヘブンが全米から熱狂的な旅行者を引き寄せるもう一つの強力な磁場が、独自のピザ文化「アピッツァ(Apizza)」です。20世紀初頭に南イタリア・ナポリから移住してきた職人たちが石炭窯で焼き始めたのが起源とされ、ニューヨークやシカゴを差し置いて「全米最高のピザの街」と評されることも珍しくありません。
アピッツァの特徴は、石炭窯の超高温で一気に焼き上げられる極薄の生地にあります。表面はパリッと香ばしく焦げ目がつき、噛むともちもちとした弾力が残る絶妙な食感です。その聖地とされるウースタースクエア地区の代表的な名店を押さえておきましょう。
- フランク・ペペ(Frank Pepe Pizzeria Napoletana):1925年創業のレジェンド店。看板メニューの「ホワイト・クラム・パイ」は、新鮮な生アサリ、ニンニク、オレガノ、オリーブオイルをふんだんに使った至高の逸品で、全米No.1ピザとしてメディアに何度も選出されています。
- サリー(Sally's Apizza):ペペと並ぶ双璧。シンプル極まりないトマトソースとモッツァレラの「トマト・パイ」は、ソースの濃厚な甘みと酸味、焦げ目の苦味が計算し尽くされた中毒性を持っています。
- モダン・アピッツァ(Modern Apizza):State Streetに位置する老舗で、油焚きレンガ窯を使用。具だくさんの「イタリアン・ボム」など、地元住民からの熱烈な支持を集めています。
昼食時や夕食のピークタイムには1〜2時間待ちの行列が当たり前となるため、開店直後や平日の14時〜16時といった隙間時間を狙うのが賢明な立ち回りです。