千葉市稲毛区天台に位置する千葉県総合スポーツセンター陸上競技場は、1973(昭和48)年の「第28回国民体育大会(若潮国体)」のメイン会場として建設されて以来、半世紀以上にわたって千葉県のスポーツ振興を牽引してきました。しかし、建設から50年以上が経過した大型コンクリート構造物の宿命として、各施設の老朽化が深刻な課題となっていました。
千葉県が策定した個別施設計画に基づき、これまでにもメインスタンドの耐震補強、雨漏り修繕、夜間照明設備のLED化、そして日本陸上競技連盟第1種公認を維持するためのウレタン全天候型舗装の全面改修など、段階的な改修工事が進められてきました。関係者への取材によると、単に古い設備を修繕するだけでなく、バリアフリー動線の再整備や大型映像装置の更新など、現代の競技運営水準に適合させるための機能向上が図られてきた経緯があります。
2026年最新の現在の状況として、第1種公認陸上競技場としての風格を保ちつつ、平日は実業団や学生の強化練習、週末は中高生の総体予選や各種記録会、県選手権などが過密日程で組まれています。かつて見られた経年劣化によるトラックの硬化や水はけの悪化は大幅に改善され、クッション性と反発性を兼ね備えた高速トラックとしてアスリートからの評価を確固たるものにしています。