酢乙女あいを語る上で欠かせないのが、黒スーツにサングラス姿で常に影のように付き従う専属ボディーガード「黒磯」の存在です。
酢乙女あいと黒磯の正体について、黒磯は酢乙女財閥の私設警備組織に所属する超一流のSPです。ヘリコプターの操縦から格闘術、さらにはあいちゃんの幼稚園生活を円滑に進めるための各種偽装工作まで完璧にこなすプロフェッショナル。しかし、幼稚園のまつざか先生に密かに思いを寄せているという純情な一面があり、その弱みをあいちゃんに握られては無理難題を押し付けられるコメディリリーフでもあります。
あいちゃんのバックボーンである酢乙女財閥の家柄は、作中の描写を総合すると世界的な巨大コングロマリットです。通園には専用のリムジンや特注ヘリコプターを用い、幼稚園の園庭に突如プライベートプールを設営したり、しんのすけの歓心を買うためだけに高級フランス料理のフルコース職人を呼び寄せたりと、その財力は国家予算クラスとも形容されます。
黒磯は単なる使用人ではなく、世間知らずなあいちゃんが時に見せる暴走を諫め、時にその純粋な恋心を陰ながら応援する「保護者代わり」としての深い絆で結ばれています。