結論から書く。則本昂大は2026年シーズンも現役を続けている。ただし、その立ち位置はかつての「絶対的エース」から、若手主体のローテーションを支える「精神的支柱兼、短いイニングを確実に抑えるベテラン投手」へと明確にシフトしている。報道各社の取材データおよび球団公式発表によると、春季キャンプでは一軍メンバーに帯同し、開幕ローテーション入りを争う立場からスタートしたことが確認されている。
経歴の“真相”として見逃せないのは、則本がプロ入り当初から一貫して「出力と完投」にこだわり続けてきたことだ。三重・八戸学院光星高(現・光星高)から東北福祉大を経て2012年ドラフト2位で楽天に入団。ルーキーイヤーから15勝を挙げ、田中将大の穴を埋めるどころか、新たなエース像を打ち立てた。しかし、その代償として右肘と右肩への負担は年々蓄積し、30代以降は幾度となく手術とリハビリを繰り返してきた。華やかな成績の裏には、常に「壊れるまで投げる」という覚悟があったことは、本人の自著やテレビ特番のインタビューで繰り返し語られている。