1993年4月に連続ドラマ枠としてリニューアルして以降、日曜劇場が記録してきた視聴率の歴史は、日本のテレビドラマ黄金期の縮図そのものです。歴代の世帯平均視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を基準にした上位ランキングを振り返ると、平成のメガヒット作と令和の社会現象が壮絶なデッドヒートを繰り広げています。
日曜劇場の歴代最高視聴率ランキングにおける堂々の歴代1位は、2000年1月期に放送された木村拓哉・常盤貴子主演の『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』です。最終回で記録した41.3%(平均視聴率32.3%)という驚異的な最高視聴率は、四半世紀が経過した現在も連ドラ枠の金字塔として破られていません。美容師の青年と車椅子の図書館司書が織りなす切なくも温かいラブストーリーは、社会にバリアフリーの意識を浸透させる契機にもなりました。
続く第2位には、2013年版『半沢直樹』(最終回42.2%/平均28.7%)がランクイン。平成のドラマ最終回視聴率としては歴代トップを奪取し、「倍返しだ!」のフレーズは流行語大賞を受賞しました。さらに第3位には木村拓哉が若きパイロットを演じた『GOOD LUCK!!』(2003年/平均30.6%)、第4位に山崎豊子原作の重厚な財閥ドラマ『華麗なる一族』(2007年/平均24.4%)が並びます。
日曜劇場の歴代ドラマ一覧を上位から俯瞰すると、木村拓哉主演作がTOP10のうち実に5作品を占める圧倒的な強さを見せる一方、池井戸潤原作の企業エンターテインメント群がTOP30の随所に食い込んでいることが分かります。テレビ離れが叫ばれた2020年代以降においても、『半沢直樹(2020年版)』が全話平均24.7%を叩き出し、令和の歴代1位に君臨している事実は特筆に値します。