彼女の並外れた耐性はどこから生まれたのでしょうか。鈴木さん自身が明かしているエピソードによると、もともと刺激的な味付けを好む傾向はあったものの、本格的に激辛の世界へのめり込んだ最大のきっかけは「第1子の出産に伴う味覚の変化」でした。
妊娠・授乳期間中は刺激物を控えていた反動に加え、ホルモンバランスや生活環境の変化によって「よりパンチのある味」を求めるようになり、気づけば市販の辛口レベルでは物足りなくなっていたといいます。さらに、辛味成分であるカプサイシンへの受容体(TRPV1)の感度が一般的な人よりも鈍く、痛みを「快感」や「旨味」としてダイレクトに脳で処理できる体質的な要因も重なっていると考えられています。