部位の違いを理解したら、次に押さえるべきは焼き方の極意だ。2026年現在の焼肉シーンでは、無煙ロースターの火加減調整や肉の表面温度管理を意識した「科学的焼き方」が主流となっている。焼き師や専門家が推奨するプロ直伝のアプローチを紹介しよう。
【カルビの焼き方:強火で表面をカリッと香ばしく】
カルビは豊富に含まれる脂分を適度に落としつつ、香ばしい燻煙を纏わせるのがコツだ。網の中央の強火ゾーンに置き、表面の肉汁が浮き上がってきたら素早くひっくり返す。「表面はカリッと香ばしく、中はジューシー」な状態を作ることで、脂のしつこさを感じさせず甘みを最大限に引き出せる。
【ハラミの焼き方:中火でじっくり火を通し旨味を閉じ込める】
一方、ハラミは強火で急激に加熱すると水分が抜けてパサついてしまう。網のやや端寄り(中火ゾーン)で、転がすようにじっくりと熱を通すのが鉄則だ。断面がほんのりピンク色を残すミディアムレアの状態に仕上げることで、横隔膜ならではの驚くほど柔らかくジューシーな食感が完成する。