1990年代半ばに入ると、週刊誌による今井美樹と布袋寅泰の不倫報道が過熱します。当時、二人が深夜のスタジオやホテルで密会を重ねる姿が度々スクープされ、世間には大きな衝撃が走りました。清潔感あふれるイメージでトップカルチャーを牽引していた今井へのバッシングは苛烈を極めました。
この不倫騒動の渦中である1996年11月にリリースされたのが、今井美樹の代表曲となった『PRIDE』です。布袋寅泰が作詞・作曲を手掛けたこの楽曲には、「貴方への愛こそが私の誇り」という強烈なメッセージが込められていました。表向きは普遍的なラブソングとしてミリオンセラーを記録したものの、関係者の間では「不倫愛を正当化する二人の誓いの歌」として受け止められ、前妻・山下の心情を逆撫でする形となったことは否めません。
世間からの激しい批判を受けながらも、二人は関係を断ち切ることなく愛を貫き、布袋と山下の婚姻関係は完全に破綻を迎えることとなりました。