放送から年月が流れた2026年現在、『必殺仕事人V』を支えた名優たちの軌跡を振り返ります。日本の映像界に不滅の足跡を残したレジェンドたちの歩みです。
藤田まこと(中村主水 役)
「昼行灯」と「凄腕の仕事人」という二面性を見事に演じ分け、国民的ヒーロー像を築き上げた藤田まこと。2010年2月に76歳で惜しまれつつこの世を去りましたが、彼が遺した中村主水というキャラクターは、現在も日本のテレビドラマ史上最高峰のアンチヒーローとして語り継がれています。
京本政樹(組紐屋の竜 役)
組紐屋の竜でブレイクした後も、圧倒的な存在感と美貌を保ち続け、俳優・ミュージシャン・舞台演出家として第一線で活躍。近年もトーク番組や特番において当時の撮影秘話を惜しみなく明かし、必殺シリーズのスポークスパーソンとして作品の魅力を次世代へ伝え続けています。
村上弘明(花屋の政 役)
本作で大ブレイクを果たした村上弘明は、その後NHK大河ドラマや民放の看板時代劇で主演を歴任し、日本を代表する本格派俳優へと登り詰めました。大病を克服した力強い姿は多くのファンに勇気を与えており、重厚な演技派として映画や舞台で精力的な活動を継続しています。
鮎川いずみ(何でも屋の加代 役)
加代役としてシリーズを長年支え、主題歌「さよならさざんか」の大ヒットでも知られる鮎川いずみ。芸能界を一線退いた後は実業家へと転身し、コスメブランドの経営などで手腕を発揮。メディア露出は限られているものの、実業家としての確固たる地位を築いています。
菅井きん・白木万理(せん・りつ 役)
「婿殿!」の名セリフで主水を震え上がらせた名バイプレーヤー・菅井きんは、2018年8月に92歳で永眠。妻・りつを演じた白木万理の絶妙な掛け合いとともに、彼女たちが作り出した中村家のコントシーンは、重厚な殺しのドラマを中和する必殺シリーズ屈指の発明でした。