1995年、人気最高潮のさなかに唐沢寿明と結婚を発表したニュースは、日本中を驚かせた。しかし二人は、芸能界の華やかさに流されることなく、お互いの価値観とプライベートな時間を何よりも尊重する独自のスタイルを貫いてきた。過度な露出を避け、自分たちの歩調で人生を楽しむ姿勢は、理想の夫婦像として現在も多くの支持を集めている。
また、大手事務所・研音に所属しながらも、絶頂期にドラマ出演をセーブし、世界各地の伝統音楽や文化を巡る探求の旅へと舵を切った山口の選択は非常に先駆的であった。消費されるスターにとどまらず、表現者として自らの知性と感性を磨き続ける道を選んだ彼女の佇まいには、ブレない強さと優しさが宿っている。