江口寿史のパクリ疑惑とは?トレース騒動の真相と境界線を徹底検証

江口寿史のパクリ疑惑とは?トレース騒動の真相と境界線を徹底検証

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江口寿史氏を取り巻くトレース疑惑や盗作批判が広く可視化されるようになった背景には、2000年代以降のインターネット掲示板やSNSにおける「画像照合文化」の定着があります。事の発端は、氏が手掛けたCDジャケット、広告ビジュアル、画集に収録された女性イラストについて、「特定の女性ファッション誌のグラビアや海外モデルのポーズと完全に一致している」とする指摘が相次いだことでした。

ネットユーザーによって作成された元ネタ写真とイラストの重ね合わせ画像(いわゆる「トレス検証画像」)が拡散されると、「写真の上にレイヤーを重ねてなぞっただけではないか」「商業案件で他人の写真を無断使用するのは著作権侵害ではないか」といった批判が噴出。とりわけ1980年代から90年代のファッション誌、レコードのインナースリーブ、有名写真家が撮影したポートレートとの酷似が次々と挙げられ、江口寿史氏の制作スタイルをめぐる炎上騒動へと発展しました。

しかし、この問題は単なる悪質なトレース問題として片付けられるものではありません。当時から江口氏自身が「自分は写真を見て描く」とオープンに語っていたことや、ポップカルチャーにおけるサンプリングカルチャーとの関連性から、ファンの間でも擁護と批判が真っ向から対立する構造が長年続いています。

山田 真由
著者

山田 真由

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