いくくる師匠の現在と軌跡|天国で再会した二人の絆と伝説を総括

いくくる師匠の現在と軌跡|天国で再会した二人の絆と伝説を総括

いくくる師匠の現在と軌跡|天国で再会した二人の絆と伝説を総括に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

いくくる師匠の存在が吉本興業内外で今なお神聖視されている理由は、単に漫才が巧みであったからだけではありません。劇場関係者や後輩芸人たちの証言を丹念に集めると、二人が「楽屋の守護神」として後輩たちに注ぎ続けた尋常ならざる慈愛の姿が浮かび上がってきます。

中川家の剛と礼二、次長課長の河本準一や井上聡、ブラックマヨネーズの小杉竜一と吉田敬らがテレビ番組やラジオで語るエピソードには、共通した光景があります。NGKの楽屋に入ると、いくくる師匠の周りには常に高級なフルーツ、焼肉弁当、サンドイッチが山積みにされており、師匠自ら「あんた、ご飯ちゃんと食べてるか?」「これ持って帰り!」と、お金のない若手芸人たちに分け隔てなく配り歩いていたという事実です。

芸人の世界において弟子を取る文化が薄れつつあった平成期においても、くるよ師匠は「弟子入り志願」の若者を無下には断らず、生活が立ち行かなくなる若手芸人には人知れず封筒に入れたお小遣いを手渡していました。くるよ師匠の弟子であった芸人たちは口を揃えて「怒られた記憶がほとんどない。礼儀と挨拶、そして舞台とお客さんを大切にすることだけを厳しく、温かく教わった」と回顧しています。

さらにネットコミュニティやSNS上でも、新幹線や街中で師匠たちに遭遇した一般ファンから「手を振ったら、くるよ師匠が満面の笑みで『どやさ〜!ありがとうね!』とお腹を叩いてくれた」「いくよ師匠が丁寧にお辞儀をして飴ちゃんをくれた」といった目撃談が無数に投稿されています。舞台の上と下で一切裏表のないその人間力こそが、いくくる師匠を国民的アイコンへと押し上げた原動力でした。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。