今日でこそ料理好きの男性タレントは珍しくありませんが、その先駆者となったのが梅宮さんです。「男の手料理」を文化として定着させた立役者であり、単なる趣味の領域をはるかに超えた知識と技術を持っていました。
料理の腕前を披露した数々のバラエティ番組では、豪快でありながら繊細な下処理を怠らない本格的な調理法を披露。出版された料理本やオリジナルの料理レシピは、家庭でも真似できる絶品料理として今なお多くのファンに重宝されています。撮影現場には自ら仕込んだ料理を大量に差し入れ、共演者やスタッフの胃袋を掴むなど、料理を通じたコミュニケーションを何より大切にしていました。
その食への強い情熱はビジネスとしても結実し、全国の観光地を中心に展開された「梅宮辰夫 漬物本舗」は大ヒットを記録。素材と味付けに徹底的にこだわった漬物や加工食品は、梅宮さんの誠実な味覚とプロデュース力を象徴するブランドとして広く親しまれました。