すずの相棒として大活躍した犬のリュウ(ピレニアン・マスティフ)との信頼関係も、過酷な撮影現場から生まれた。極寒の地でのロケや長時間の撮影において、動物と子役の集中力を維持するため、現場スタッフは不眠不休でサポートにあたったという。
コンプライアンスや撮影環境の安全基準が大幅に更新された現代から振り返ると、当時の撮影手法には驚くべきものが多い。だが、そこにあったのは「時代を切り拓く表現を作りたい」という制作陣とキャストの純粋な情熱だった。そうした執念が結実したからこそ、時を超えて語り継がれるテレビドラマとしての金字塔が打ち立てられたのだ。