Q1:顎ボトックスで笑顔が不自然になってしまいました。最短で戻す方法はありますか?
A1:完全に元に戻す即効の解毒薬は存在しません。修正注射(オビソート)により数日間の軽快を狙う対症療法や、高周波(インディバ等)による血行促進で代謝を促す試みはありますが、基本的には体内で薬剤が自然に代謝・分解される約2〜3ヶ月の経過を待つのが最も確実かつ安全な回復プロセスです。
Q2:施術後、片側の口角だけが下がって左右差が出ています。追加注入で治せますか?
A2:追加注入には極めて慎重な判断が必要です。麻痺していない側に微量を打って対称性を整える手法は存在しますが、全体の表情筋の動きをさらに奪い、口全体の脱力感を強める危険性があります。まずは施術を受けたクリニックではなく、他院の解剖学に明るい形成外科専門医やJSAPS所属医にセカンドオピニオンを求めることを推奨します。
Q3:喋りにくさや水漏れはいつ頃から治まり始めますか?
A3:ボツリヌストキシンの筋弛緩作用は注入後7〜14日頃にピークを迎えます。最も不便を感じる口唇閉鎖不全や発音のしづらさは、注入後3〜4週間を過ぎたあたりから徐々に緩和に向かうケースが臨床的に多いです。ピークを越えれば代償的な筋肉の働きも手伝い、日常会話のストレスは大幅に軽減していきます。