ひらおを語る上で欠かせないのが、席に着くと同時に目の前に現れる「いかの塩辛」の存在です。一般的な塩辛特有の生臭さや強い塩カドがなく、ほんのり香るゆずの風味が絶妙で、「塩辛は苦手だがひらおの塩辛だけは食べられる」と語るファンが後を絶ちません。
この塩辛は、防腐剤や保存料を極力使わず、イカの鮮度を活かした独自の浅漬け製法で作られています。そのため賞味期限が非常に短く、徹底した温度管理のもとで毎日自社工場から各店舗へと配送されています。かつては卓上のトングで自由にすくい取るスタイルでしたが、衛生管理のアップデートを経て、現在では小分けカップや適正な衛生基準を満たしたオペレーションへと進化を遂げました。
また、店頭の専用冷蔵ショーケースでは「お持ち帰り用の塩辛」が販売されており、福岡土産としても絶大な需要を誇ります。1パック(約300g前後)単位で購入可能であり、要冷蔵で持ち帰るための保冷剤も用意されています。さらに、天ぷら各種のテイクアウト(持ち帰り弁当)も対応しており、揚げたての味を自宅やオフィスで楽しむ地元民の姿が日常的に見られます。