ダイタクの父親がこれほどまでにメディアや劇場の楽屋で語り草になっている最大の理由は、単なる不祥事ではなく、どこか憎めない人間臭さと爆笑を誘うエピソードの数々にあります。高校時代、バスケットボールの強豪校で活躍していた大と拓は、遠征費として母親から預かった大切なお金を父親に預けたところ、そのままパチンコに突っ込まれて消えてしまったという驚愕の事実を明かしています。
また、借金取りから逃れるために熊本の自宅を離れる経験や、ある日帰宅すると家具や家電に差し押さえを告げる「赤紙」が貼られていたという、昭和の無頼派を地で行くような生活を強いられていました。兄弟が上京して吉本興業の養成所(NSC)に入学し、若手芸人として極貧生活を送っていた時期でさえ、父親から突然電話がかかってきて「頼む、3万円だけ口座に振り込んでくれ」と金の無心をされる始末でした。
この父親のキャラクターは、ダイタクと親交の深い芸人仲間たちの間でも大ウケしています。ニューヨークやオズワルド、ネルソンズといった東京吉本の同期・後輩芸人たちがトーク番組やYouTubeで父親のエピソードを取り上げるたび、コメント欄は驚きと爆笑の声で埋め尽くされます。単独ライブの楽屋に突然ふらりと現れ、共演者に悪びれもせず酒をねだるなど、常識の枠に収まらない姿が逆に芸人たちの心を掴んで離さない理由となっています。