ネット上や旅番組で頻繁に話題となる「道の駅の目の前で宝石(ヒスイ)が拾える」という噂について、結論から述べれば完全に事実です。親不知海岸は、上流の山々から削り出され姫川や青海川を通じて日本海へと流れ出たヒスイ原石が、沿岸流と波の力によって打ち上げられる「ヒスイ海岸」の主要エリアとなっています。
しかし、足元一面に宝石が転がっているわけではありません。現場を訪れるトレジャーハンターや地元の愛好家たちの証言によると、本物のヒスイを見つけ出すには観察眼と根気が必要です。多くの人が緑色の石を探しがちですが、日本のヒスイの多くは白地に淡い緑やラベンダー色が混ざった質感を持っています。石英やキツネ石(ロディン岩や流紋岩など)との判別は難度が高く、濡れた状態と乾いた状態で見え方が劇的に変化します。
安全面での配慮も極めて重要です。親不知海岸は波打ち際から急激に深くなる地形的特徴を持っています。特に海が荒れやすい秋から春先にかけては、引き波に足をすくわれないよう波打ち際に近づきすぎない慎重さが求められます。夢中になるあまり足元への警戒を怠らないことが、安全にヒスイ探しを楽しむための鉄則です。