今回のリニューアルで最もジャーナリスティックな視点から注目されているのが、第3展示室に新設された「クライメート・ヒストリー(気候の歴史)」のコーナーです。ここでは、過去数十万年の大阪平野の植生変化と、現在の地球温暖化がもたらす未来予測がシームレスに繋げられています。
かつて大阪が今よりもはるかに温暖だった時代、どのような動植物が生息していたのか。そして、急速に進む現代の温暖化が、身近な淀川や大阪湾の生態系をどう変えようとしているのか。単なる「過去の記録」にとどまらず、私たちの未来への警告として展示が構成されています。
美しくディスプレイされた昆虫の標本や植物の化石の背後には、環境破壊に対する強いメッセージが隠されています。デザイン性の高いインフォグラフィックスが、言葉以上に多くのことを語りかけてきます。