SNSや料理コミュニティ上で「山椒の塩漬けに挑戦したものの失敗した」という声を分析すると、その9割が「使う段階での塩辛さの処理」または「水分残りによるカビの発生」に起因しています。
「塩漬けした山椒をそのままパスタに入れたら塩辛くて食べられなかった」「塩抜きしようと長時間水につけたら香りが完全に消えてスカスカになった」という失敗談は非常に典型的です。20%以上の塩分で漬けた山椒を使う際は、正しい山椒の実塩抜き方法を把握しておく必要があります。
高濃度塩漬けの塩抜きは、使う分だけ(大さじ1〜2程度)を小鉢に取り分け、ぬるま湯(約35〜40℃)に浸して15分〜30分放置するのが最も風味を逃さない手法です。真水よりも人肌程度のぬるま湯を使うことで、浸透圧の急激なショックを和らげ、芳香成分を残したまま余分な塩分だけを適度に抜くことができます。指で一粒つまんで味見をし、塩気が程よく抜けた段階でキッチンペーパーで水気をしっかり切って料理に投入します。