制作時の破綻が巡り巡って愛されるという、皮肉で奇跡的な逆転劇もある。1970年代に放送されたアニメ『チャージマン研!』はその代表格だ。
極端な低予算と無計画な制作体制が生んだ作画崩壊、尺の余り、脈絡のない狂気的なストーリー。当時は失敗作として忘却の彼方に放置されていた。しかし、2000年代後半にニコニコ動画へ投稿されるやいなや状況が一変する。突っ込みどころの宝庫として若者の心をつかみ、瞬く間に強烈なネットミームへと成長。まさかのコラボカフェ開設や舞台化まで果たし、公式の失敗がサブカルチャーの至宝へと塗り替えられた。