Q1:記述統計だけでビジネスの意思決定を行っても問題ありませんか?
A1:手元にある既存顧客の購買傾向や当月の実績レビューなど、過去から現在の事実を把握する目的であれば記述統計だけで十分な意思決定が可能です。ただし、「来期の売上予測」や「施策の因果関係の検証」など、未来の予測や未知の集団を対象とする場合は推測統計や因果推論の手法を組み合わせる必要があります。
Q2:標準偏差と分散は、なぜわざわざ2つの指標を使い分けるのですか?
A2:分散は偏差を2乗して計算するため、単位が「円の2乗」や「個の2乗」となり、元のデータの尺度と乖離して直感的に理解できません。分散の平方根を取って単位を元のデータに揃えたものが標準偏差です。理論的な数式展開では分散が重宝され、実務的な解釈や報告では標準偏差が用いられます。
Q3:データ分析を始めるとき、最初に作るべきグラフは何ですか?
A3:まずは「ヒストグラム」と「箱ひげ図」の作成を推奨します。ヒストグラムでデータの全体的な分布の形状(正規分布に近いか、左右に偏っているか、山が複数あるか)を確認し、箱ひげ図で中央値の位置や外れ値の有無をチェックするのが分析の標準手順です。