現代の生活様式において、二人の時間を繋ぐメディアの存在は見逃せない。週末の夜、リビングでYouTubeを流し読みしたり、NetflixやAmazon Prime Videoで話題のドラマシリーズを連続再生したりする日常のヒトコマを思い出してほしい。
かつては刺激的な映像コンテンツの鑑賞が脳を覚醒させると考えられていた。だが、心を許した相手の隣でAmazon Prime VideoやNetflixをストリーミング再生している状況下では、映像の光や音が背景音(ホワイトノイズ)と化す。二人で同じ画面を共有しつつも、過剰なコミュニケーションを強要されない「静かな並行作業」が、脳の緊張を限界まで引き下げ、心地よい眠気を引き起こすトリガーとなっている。