ポケモンSVの公式大会やランクバトルを見渡した際、ねこだまし使いの頂点として君臨し続けているのがガオガエンとテツノカイナの2体です。この2体の存在感が、現在の対戦環境のスタンダードを形作っていると言っても過言ではありません。
ポケモンHOMEの公式バトルデータベースにおいて、ガオガエンはシーズンを問わずダブルバトルの使用率トップ5を維持し続けています。その強みは、特性「いかく」による相手物理アタッカーの弱体化、ねこだましによる初動のストップ、そして「すてゼリフ」や「とんぼがえり」によるスムーズな対面操作にあります。繰り出してはねこだましを撃ち、デバフをかけながら手持ちに戻り、再び繰り出してねこだましを撃つという一連のサイクルは、相手の戦略プランを根底から瓦解させます。
一方のテツノカイナは、圧倒的なHP種族値(154)と攻撃種族値(140)を誇り、環境屈指の重戦車として機能します。「ブーストエナジー」や持ち前の高耐久を盾にねこだましを叩き込み、そのまま「ドレインパンチ」や「サンダーダイブ」で相手を削り倒す動きは極めてシンプルながら防ぎようのない圧力を誇ります。
国内の著名なダブルバトル強豪プレイヤーは、自身の配信や対戦レポートの中で「ガオガエンのねこだましをどう透かすか、あるいはテツノカイナのねこだましをどう利用するかを想定していない構築は、マスターボール級に上がることすらおぼつかない」と証言しています。この2体の存在こそが、対戦環境におけるねこだましの警戒度を極限まで引き上げている元凶なのです。