きゅうりは加熱せず生のまま与えて問題のない野菜ですが、下ごしらえの工程を誤ると喉の詰まりや消化不良の原因となります。犬は人間のように食べ物を細かく咀嚼しないため、丸ごとや大きな乱切りで与えると丸呑みして食道に詰まらせる危険があります。
特にきゅうりの外皮は繊維質が硬く、犬の短い消化管では分解しきれずにそのまま便に出てきたり、胃腸に負担をかけて軟便の原因になったりします。消化力が弱い犬には皮をピーラーでむくか、皮ごと与える場合でもみじん切りやすりおろしにしてドッグフードにトッピングするのが理想的です。また、両端のヘタ周辺は苦味成分(ククルビタシン)が含まれることがあるため、切り落として中央部分を使いましょう。
絶対に避けなければならないのが、人間用の漬物やピクルスです。浅漬けやぬか漬けは犬にとって致死量に近い過剰な塩分を含んでおり、心臓や腎臓へ急激な負荷を与えます。さらに市販の漬物にはネギ類のエキスや香辛料、人工甘味料などが添加されていることが多く、中毒事故に直結するため一口たりとも与えてはいけません。