無洗米を失敗なく炊き上げるためには、道具の選択と正確な水量の把握が欠かせません。もっとも確実なのは、多くの炊飯器や米袋に付属している「無洗米専用計量カップ」を使用することです。専用カップは一般的な計量カップ(約180ml)より容量が小さく設計されており(約170〜171ml)、すり切り1杯で精白米と同じ正味重量(約150g)になるよう補正されています。
専用カップがない場合は、無洗米1合(通常のカップ180mlですり切り)に対して水220〜230ml(精白米比で大さじ1〜2杯追加)を加えるのが黄金比です。
また、水加減と並んで極めて重要な要素が無洗米の浸水時間です。無洗米は表面が乾燥して硬化しているケースがあり、中心部まで水分を行き渡らせるのに時間を要します。浸水が不十分なまま加熱すると、米の外側だけが糊化して芯が残りやすくなります。夏場は最低30分、水温が低い冬場は最低60分の浸水時間を設けることで、米粒全体が均一に膨らみ、炊き上がりのふっくら感が劇的に向上します。