地域の課題解決に向けた取り組みも加速している。宮城県内の製造業や自治体と連携し、再生可能エネルギーのローカル最適化や、農業センシング技術の開発プロジェクトが複数走っている。
地域企業から持ち込まれる課題は、決して綺麗に整理された既成の問いではない。「現場のこの工程で熱効率が落ちている」「集荷データの解析が追いつかない」といった生々しい悩みだ。学生たちは教員の指導のもと、現場へ足繁く通い、データ収集を行う。企業側にとっても、柔軟な発想を持つ学生との協働はイノベーションの起爆剤となっており、単なるインターンシップを超えた対等な共同開発の場として機能している。