草冠を持つ漢字は、植物だけでなく自然の広がりや色のニュアンスを豊かに描写するものが数多く存在します。似たイメージを持つ草冠の漢字を整理してみましょう。
・藍(あい):タデ科の植物。深く鮮やかな濃紺を表す。
・碧(へき・みどり):(玉部ですが草の緑色を連想)深く透き通る青緑色。
・葵(あおい):アオイ科の植物。太陽に向かって咲く高貴な花。
・茂(しげる):草木が生い茂る生命力の象徴。
・苑(えん・その):草木が美しく群がり生える庭園。
このように並べてみると、「蒼」が草木の生命力(草冠)と、深みある色彩・スケール感(倉)を見事に融合させた、唯一無二の存在感を持つ漢字であることがよく分かります。