デジタルデータの世界では、すべての情報が「0」と「1」の2進数で処理されます。データ量の最小単位は1つのビット(bit)であり、8ビットを束ねたものが1バイト(Byte)です。アルファベット1文字はおよそ1バイト、日本語などの全角文字は2〜3バイトのデータ量を持ちます。
数値が天文学的に増大するのを防ぐため、SI接頭辞に準じた単位が使われています。データ容量の単位まとめとして、小規模なテキストから巨大なデータセンター規模までの序列を押さえておきましょう。
- B(バイト):文字情報の基本単位(全角1文字=約2〜3B)
- KB(キロバイト):1,024バイト。簡素なテキストメモや白黒書類
- MB(メガバイト):1,024KB。標準的な圧縮写真(1枚あたり約2〜5MB)、高音質な音楽ファイル(1曲あたり約8〜15MB)
- GB(ギガバイト):1,024MB。フルHD映画(1本あたり約2〜4GB)、大型ゲームアプリ(10〜30GB)
- TB(テラバイト):1,024GB。高精度動画アーカイブ、外付けHDD/SSD、PCのメインストレージ
- PB(ペタバイト):1,024TB。巨大クラウド基盤、官公庁や大規模研究所のデータプール
ここで実生活において極めて重要なのが、ギガバイトとテラバイトの境界線です。かつてテラバイトはサーバーや映像クリエイター専用の特殊な単位でしたが、4K動画撮影や空間ビデオ、ハイレゾ写真が一般化したことで、個人のデータ総量がテラバイトの大台に突入するケースが激増しました。
スマートフォンやPCのストレージ表記では、国際単位系(SI)に基づき1GB=1,000,000,000バイト(10の9乗)として計算される一方、OS内部では2進数の1GB=1,073,741,824バイト(2の30乗)として処理されます。この計算方法のギャップにより、購入直後の端末でも「カタログスペックより使用可能容量が約7%少なく見える」という仕様上の現象が起こります。これは製品の欠陥ではなく、規格表記上のルールによる差異です。