自転車選びにおいて「カゴを付けるか否か」という問いは、突き詰めれば「道具としての合理主義」と「趣味嗜好における承認欲求」のどちらを優先するかという価値観の選択に行き着きます。
「他人の目が気になる」「本格派に見られたい」という自己顕示の意識が先行すると、荷物を運ぶという毎日の切実な課題から目を背け、背中の汗や肩こりに耐え続ける本末転倒な日常を招きがちです。優れた工業デザインとは、生活の課題を解決した姿そのものの中に宿るもの。カゴ付きクロスバイクは、都市生活者のリアルな課題に対する一つの完成された回答です。
後悔のない選択をしていただくために、どちらの選択が合っているかの判断基準を明示します。
【カゴ付きクロスバイクを今すぐ選ぶべき人】
- 片道3km〜10km程度を毎日の通勤・通学で利用するビジネスパーソン・学生
- 仕事帰りにスーパーでの買い物やジム通いなど、突発的な荷物積載が発生する人
- スーツや制服のシワ、夏場の不快な背中の汗ジミを根本からなくしたい人
- 雨天時でも乗る必要があり、泥除けやオートライトの恩恵をフルに享受したい人
【標準仕様のカゴ付き車を避けた方がよい人】
- 休日に50km以上のロングライドや峠越えなど、純粋なスポーツ走行を楽しみたい人
- 室内保管(自室への階段持ち上げや壁掛けラック収納)を前提としている人
- 車体を限界まで軽量化し、コンマ数秒の巡航速度向上を追求したいエンスージアスト
- 駐輪場ではなく、常に身の回りに自転車を置いて荷物は別送できる環境にある人